女刑事と入れ替わってしまったのは、あろうことか殺人犯。
入れ替わりものとしては、前代未聞の設定のドラマとして話題となっています。
そんなサイコな2人ですが、モチーフとなっているのが奄美大島に伝わる伝説です。
伝説が原作だなんてロマンティックですよね。
サイコな2人の原作は奄美大島の伝説「月と太陽」がモチーフ?【天国と地獄】
サイコな2人の原作モチーフとなったのは、奄美大島に伝わる伝説。
その伝説は「月と太陽」
「月と太陽」
昼間に空に昇っている太陽は本来、月のはずだった。
そして夜の月は本来は太陽であるはずだった・・・。
月と太陽は並んで寝ていました。
まるで双子のような月と太陽。
ある晩、2人はこんな約束をします。
「今日の夜、どちらかのお腹の上にシヤカナローの花が咲いたら、咲いたほうが昼間の太陽になって、咲かなかったほうが夜の月になろう」
するとその晩、月のお腹の上にシヤカナローの花が咲いたのです。
先に目が冷めた太陽は自分が「昼間の太陽」になりたかったので、まだ寝ている月には内緒で、シヤカナローの花を月のお腹から盗み、みこっそり自分のお腹に植え替えてしまいました。
植え替えたことは月にバレることもなく、太陽は無事に太陽として昼間の空に昇るようになりました。
しかし、太陽は自分の欲のために悪いことをしたせいで、誰からもまともに直視してもらえない姿になってしまったのです。
逆に月は皆にその姿をずっと見てもらえるような美しい姿になった、というお話です。
そんな「月と太陽」のように、運命が入れ替わってしまった女刑事と殺人鬼。
2人の運命が複雑に絡み合い、交差していくサイコな2人。
ちなみにシヤカナローの花は架空の花です。
シヤカは釈迦(しゃか)、ナローは「なろう」という説もありますが、奄美大島の方言だという説もあり、定かではありません。
奄美大島にはランなどたくさんの固有植物が自生しています。
その中の1つかシヤカナローの可能性も・・・。
サイコな2人の原作は伝説と同じ結末?【天国と地獄】
サイコな2人の公式サイトを見てみると、
「2人の愛と運命が交差する」と書かれています。そして「究極の愛」という文字も。
伝説の月と太陽には、愛などはありませんでした。
月と太陽は人間にとって神々しい、手の届かない存在で神のように扱われています。
ですので、擬人化した伝説でも性別はないようなものですね。
男でも女でもなく、ただ月と太陽です。
2人の愛というのが、綾瀬はるかさん演じる女刑事と高橋一生さん演じる殺人鬼の間のことなのか、他のキャストとの愛が交差するのか・・・?!
伝説では、悪いことをした(盗み=犯罪)太陽は誰からも直視されることのない存在になってしまいました。
一方で、月は夜の空で一見影のような存在です。しかし、美しく誰もが見とれる姿になっています。
たった1回、1つの花だけで決まってしまった運命・・・。
果たしてサイコな2人の運命はどうなるのでしょうか・・・?!
あくまでもモチーフにしたというだけで、脚本はオリジナル。なので、結末や展開は伝説に沿ったものではないと思われます。
登場するとしたら、どんな風にドラマ内で登場するのかワクワクしますね。
サイコな2人の原作はオリジナル脚本!【天国と地獄】
サイコな2人は脚本家の森下佳子さんによるオリジナルストーリーです。
- 世界の中心で、愛をさけぶ
- JIN−仁−
- 白夜行
- 義母と娘のブルース
- 天皇の料理番
数々の作品で綾瀬はるかさんとタッグを組んできた森下佳子さん。
綾瀬はるかさんの魅せ方には定評があります。
サイコな2人は奄美大島に伝わる伝説をモチーフにしてはいますが、物語自体はオリジナル脚本の作品となっています。
伝説をモチーフにした、と言われるとなんともロマンティックなストーリーなのかな、と思いがちですがサイコな2人はスリリングなエンターテイメント作品。
スピード感のあるドラマになっています。
2人は究極の愛を手に入れることができるのか、気になりますね!
サイコな2人の原作はロマンティックなラブストーリーになる?!【天国と地獄】
いかがでしたでしょうか?
サイコな2人はオリジナル脚本のドラマですが、奄美大島の伝説がモチーフとなっています。
伝説といってもロマンティックなものではなく、戒めのような物語。
その物語をベースにどのようにストーリーが進んでいくのか期待したいですね。
女刑事と殺人鬼の関係にどんな変化があるのか?
いい方向に進んでいくのか、逆なのか・・・。そこに愛は生まれるのか。
楽しみですね!
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